NOW LOADING
049

惑星は、長崎で誕生しました。

惑星は、長崎で誕生しました。

出島が西洋との唯一の窓口であった時代。
阿蘭陀通詞(おらんだつうじ)は単なる通訳ではなく、
西洋の医学、物理学、天文学などに精通したサイエンティストでもありました。
コペルニクスが唱えた地動説を初めて日本に紹介したのも、阿蘭陀通詞の本木良永です。
天文学のスペシャリストだった本木家には、
写真の図版『本木旧蔵新天球図』がずっと大切に保存されていました。
さて、地動説を紹介した本木良永の、もうひとつの功績。
それは、「惑星」という言葉を生みだしたこと。
天空において、あっちへこっちへと動く天体を、
“惑える星”という日本語にしたのは、まさに名訳ですね。
あちこちに近代科学の礎を見つけることができるのも、長崎の魅力です。

西洋科学の窓口
阿蘭陀通詞

画像:星座図(長崎歴史文化博物館収蔵)

【利用規約】
ダウンロードを行ったポスターの販売や画像をもとにした商品等の製造・販売を禁止します。

ムービー