日本に生息する猫のしっぽの形は、
古来から、真っ直ぐ長いのが一般的です。
でも長崎にいる猫の約8割は先端が
曲がっているか、短いか、お団子のような形。
長崎で「尾曲がり猫」と呼ばれる猫は、
特にインドネシアに多く生息しています。
江戸時代、ヨーロッパとの貿易を担う東インド会社の
アジア支店があったのがインドネシア。
当時の船は木造で、積荷を食べたり、
船体をかじったりするネズミを駆除するために
船に乗せていた猫が、日本に住みついたと考えられています。
長崎市は文化や人だけでなく、猫まで世界から訪れていたんですね。
旅の途中で猫に会ったら、しっぽに注目です。
尾曲がり猫
写真:季刊誌 「樂」55号より
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